いつもお世話になっています!Pスケ(@kaigonarehabilid)です。
利用者の中にはトイレに間に合わず、尿失禁してしまう人いらっしゃいますよね?
特に立ったり、力が入ったときに『あっ!』てなってしまう人。
また排せつ支援計画を立てたけど、どういうリハビリが良いか分からないって人も必見!
迷わない!排せつ支援計画書の評価・書き方のポイント - カイゴなリハ |
そんな腹圧性尿失禁に効果的な方法があるんです!
って、ことで今回は『腹圧性尿失禁の治療法!骨盤底筋トレーニングの対象者と方法』について話したいと思います。
目次
1.骨盤底筋トレーニングとは?
骨盤底筋トレーニングとは一体何なんでしょうか?
まずは骨盤底筋群の説明から。
骨盤底筋群はその名の通り骨盤の底にあり、膀胱や膣などの臓器をハンモック状になって落ちないよう支えているものです。
この骨盤底筋群が緩んでしまうと尿道が開きやすくなり、更に尿道括約筋も緩んでしまいます。
そうなると立ったりした時に腹圧がかかり、尿が容易に排泄しやすくなってしまいます。
この腹圧性尿失禁を防ぐ為に骨盤底筋群を鍛え、尿道を閉じるようにして尿道括約筋が締まりやすくするのが骨盤底筋トレーニングなのです。
2.骨盤底筋トレーニングの対象者
が、特に骨盤底筋トレーニングで効果を発揮する尿失禁タイプがあります。
それが
腹圧性尿失禁の利用者です。
腹圧性尿失禁って、何?と思われた方。
そのような方は以下のページに、排せつ支援計画書と一緒に腹圧性尿失禁について記載してますのでご覧ください。
また腹圧性尿失禁なのかが分からない方!
必見です!!
私も参考にしている、排泄ケアナビさんの『尿失禁の症状によるタイプ診断』に素晴らしい評価法が書いてあるので、これを参考にするとどの分類なのかわかりやすいです。
一回、試しに書いてみるといいかもしれませんね。
3.骨盤底筋トレーニングの方法
では、早速骨盤底筋トレーニングの方法を行っていきましょう。
まずは基本として、椅子に腰かけて行う運動から
3.1.椅子に腰かけて行う場合
- 肛門・膣・尿道付近の筋肉を意識する
- 『肛門を締めるように』軽く力を入れる
- お腹や太ももに力を入れすぎないように
- 最低4秒間。10秒出来るまで行い、終わったらゆっくり力を緩める
- 10~20回を目安に
3.2.姿勢を変えてやってみよう
イスに座ってするだけではなく、色々な場面で、姿勢で行いましょう。
例えば・・・
- 立ったまま
- 寝て膝を立てまま
これを習慣化する事が一番効果を上げる方法です。
4.骨盤底筋群が意識しにくい方には
そんな方には意識しやすいグッズとして『ひめトレ』のストレッチポールがあります。
このストレッチポールひめトレの基本的な使い方として、椅子に座ったままお尻に挟んで、上記の体操を行うものです。
ストレッチポールひめトレを使うことで、骨盤底筋群に意識が向きやすくなり、効率的に鍛えられるので試してみてはどうでしょうか?
5.最後に
骨盤底筋トレーニングは誰でもお手軽に行うことが出来る尿失禁のリハビリです。
Pスケも実際利用者に試してみて、改善が見られた方がいらっしゃいます。
物は試しと思って、一回『骨盤底筋トレーニング』をやってみましょう。