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迷わない!排せつ支援計画書の評価・書き方のポイント

排せつ支援加算 支援計画書 書き方 具体例

いつもお世話になっています!Pスケ(@kaigonarehabilid)です。

排せつ支援加算を取得するにあたって一番大変な作業は『排せつの状態に関するスクリーニング・支援計画書』(以下、排せつ支援計画書)を記載する事じゃないですか?

 

この排せつ支援計画書を少しでも楽に書けるように、今回は評価の書き方のポイントを伝授したいと思います。

って、ことで今回は『迷わない!排せつ支援計画書の評価・書き方のポイント』について話したいと思います。

1.排せつ支援計画書って?

今回評価・書き方のポイントを話す前に、少し排せつ支援計画書の復習を!

お分かりの方はこの章は飛ばしちゃって下さい(笑)

排せつ支援計画書はそもそも介護報酬の加算の1つである『排せつ支援加算』を取得するのに必要な書類です。

排せつ支援加算は主に排せつ行動に介助を要する状態の利用者が

排尿または排便の状態の少なくとも一方が改善

or

おむつ使用ありから使用なしに改善すること

or

排尿又は排便の状態の少なくとも一方が改善し、おむつ使用ありから使用なしに改善する

ということを目指さなければなりません。

その為に排せつ支援計画書が必要なんですが、この排せつ支援計画書が少し厄介なんです。

排せつ支援計画書の中で一番頭を悩ませて書かなければならない項目があるからです。

その項目というと

です。

この自由記載になっている項目をどうやって書いていけばいいのか?

そんなヒントを順を追って説明したいと思います。

2.排泄自立できない原因は何なのかを探る(介護を要する要因)

まずは利用者がなぜトイレで排せつを自立で出来ないのか?

この排せつ自立ができない理由を探ることで、『介護を要する要因』の項目が書けるようになります。

 

排せつ自立できない要因として主に4つの視点から考えていくと書きやすいかもしれません。

2.1.疾患

糖尿病、脳卒中、脊髄損傷、尿路感染症、過活動膀胱など

頻尿や多尿になる要因を含んでいる疾患が悪さをする場合があります。

2.2.薬

薬の副作用、下剤の使用等

薬の副作用も忘れてはなりません。

下剤を使うことで、下痢になってしまいトイレに間に合わず失禁してしまう事があります。

2.3.失禁タイプ

失禁タイプを理解する事で、どの様な原因で起こっているのかを判断するのに一番分かりやすい分類方法です。

詳しくは『失禁タイプから見る排せつ支援計画書の要因と支援計画の書き方・具体例』をご覧ください。

2.4.排泄行動

  1. 尿意・便意の認識
  2. トイレへの移動
  3. 衣類を脱ぐ
  4. 排せつ準備
  5. 排せつ
  6. 後始末
  7. 衣類を着る
  8. 部屋へ移動

排せつ支援計画書を記載する時に失禁タイプと同じくらい考えないといけないのが排泄行動

 

この一連の排泄行動を理解しているだけでも『介護を要する要因』は書けると思います。

 

この排せつ行動については『排泄行動から書く排せつ支援計画書の書き方と具体例』に詳しく書いてあります。

3.分かった問題点の解決方法を書く(支援計画)

排せつ支援計画書の『介護を要する要因』が書けたでしょうか?

次は排せつ支援計画書の『支援計画』を書き込んでいきましょう。

支援計画は基本4つのポイントから考えてみます。

 

この4つのポイントとは、

です。

3.1.薬

排せつが自立出来ていないのであったら、まずは薬の調整をしてみるのも1つの手かもしれません。

例えば利尿剤や下剤、投薬の副作用の関係で頻回にトイレへ行かれ、間に合わないなどの理由なら、

医師に相談し、調整を行うのも1つの手段です。

3.2.ケア

もう1つがケアの方法です。

例えば寝る前に水を控えたり、排便を促す為、冷水を飲んだりする事。

他にも食事面では食物繊維の多い食べ物を提供するなど。

日頃のケアの中からアプローチしていくのも自立支援の第一歩です。

3.3.リハビリ

リハビリは排せつ行動失禁タイプから導き出した要因の支援方法の1つです。

支援方法として例えば

が考えられます。

3.4.環境調整

環境調整も排泄自立に欠かせない支援の1つです。

福祉用具1つで劇的に変化する事もあるので、この視点も外せません。

4.最後に

このように『介護を要する要因』を挙げることが出来れば、『支援計画』も自ずと挙がりやすくなってきます。

難しく考えず、頭を柔らかくして考えていきましょう。

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