サイトアイコン カイゴなリハ

褥瘡リスク増大!シーツ交換時のしわや交換に注意!

褥瘡 マットレス シーツ 敷き方

いつもお世話になっています!Pスケ(@kaigonarehabilid)です。

褥瘡リスクを上げるものには様々な要因があり、その一つに『シーツの敷き方』があります。

って、ことで今回は『褥瘡リスク増大!シーツ交換時のしわや交換に注意!』について話したいと思います。

1.シーツのしわや張り方で褥瘡リスクが上がる

褥瘡の発生要因として主に

で形成されるとされています。

その褥瘡要因の『摩擦』は、褥瘡発生利用者の内的な要因ではなく外的要因によって起こっています。

摩擦を起こす原因としての一つに『シーツ』があり、シーツの張り方で褥瘡が発生しやすくなるのです。

シーツによる摩擦の主な要因としてはシーツのしわハンモック現象ラバーシーツが挙げられます。

では、一つ一つ見ていきましょう。

2.ハンモック現象

上の写真の様にシーツの端と端を結び、シーツがピンと綺麗に張られている場面を見かけることがありませんか?

Pスケが以前勤めていた特養では、このように端と端を結ばれ、とても綺麗にシーツが張られていました。

ただこのように端と端を結んだり、ピンと強めにシーツをしいてしまうと、『ハンモック現象』というものが起こってしまいます。

このハンモック現象とは、その名の通りハンモックに乗って揺られているのと同じ状態にあるというものです。

keiくん
気持ち良さそうでいいじゃないか!
Pスケ
だけどハンモック現象って、褥瘡リスクを上げるんだよ

そうなんです。

褥瘡リスクを上げてしまうのです!

ハンモックに乗ってみた方は分かると思いますが、腰や背中に凄い剪断力や圧迫力を感じることがありませんか?

ご存知の通りこの剪断力や圧迫力が褥瘡発生の原因となってしまいます。

ベッドシーツも綺麗にピンと張られてしまうと、マットレスとシーツの間に隙間ができてしまう。

このハンモック状態になったまま、人が上に寝てしまうと、局所に圧がかかり褥瘡リスクが上がってしまうのです。

3.シーツのシワ

シーツの張りすぎであるハンモック現象が褥瘡リスクを増大させると言いましたが、その逆であるシーツが緩すぎるのもよくありません。

シーツが緩く敷かれていて、寝ている身体がズレてしまうと、シワが寄ってしまう。

このようなシワが出来てしまうシーツも摩擦の原因となり褥瘡リスクが上がってしまうのです。

4.ラバーシーツも注意!

ラバ―シーツも注意が必要です。

ラバ―シーツとは・・・

上のようなマットレスに尿などが染み込まないようにする為に敷くものです。

防水シーツ』『ドローシーツ』とも呼ばれています。

このラバ―シーツもまた褥瘡リスクを増大させます。

敷くことによってズレの圧がかかりやすくなるのと、マットレスの機能を損ねる可能性が出てきます。

なので、褥瘡発生者はラバ―シーツ等を敷かないことが大事だと思います。

最近のは特にお手入れがしやすいように防水加工がされているマットレスも多いので。

もし汚染等が気になるようでしたらオムツなど排泄に関する事を検討して、予防することが大事です。

5.シーツを敷くときは張りすぎず・緩すぎず

シーツを敷くコツとして。

ハンモックになりにくく、シワになりにくい

敷き方が大事です。

すごく難しい事なんですが、このことを守るのが褥瘡発生リスクを下げるコツだと思います。

また褥瘡が発生している方はなるべくラバーシーツ等を敷かずに対応していくことが大事です。

他にも尿・便漏れが気になるようなら、おむつ交換の頻度や当て方を検討する必要があります。

6.最後に

シーツの敷き方で褥瘡発生リスクが増えることをお話しさせて頂きました。

褥瘡リスクを完全に無くすことは難しいですが、少しでも軽減できるように努めていきましょう。

モバイルバージョンを終了