いつもお世話になっています!Pスケ(@kaigonarehabilid)です。
早速ですが、このブログを見ている皆さんは医療・介護現場で働いている人が大半だと思います。
そんな皆さんにお聞きしたい!
よくケアプランや計画書に『目的』や『目標』っ手書いてありますよね?
皆さん、『目的』と『目標』しっかり使い分けていますか?
また日々の業務を『目的』と『目標』を考えて仕事を行っていますか?
ってことで、今回は『医療・介護現場での『目的』と『目標』の違いを理解し、実践しよう。』について話したいと思います。
1.『目的』と『目標』の違い
結構、医療・介護現場で耳にするのが『目的』と『目標』を混同して、使っている人が居ることです。
確かに似たようなニュアンスで使用されることがありますが、そもそも『目的』と『目標』の違いは何でしょうか?
『目的』と『目標』をそれぞれを調べてみると以下の内容が書いてありました。
もく‐てき【目的】
1 実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。めあて。「当初の目的を達成する」「目的にかなう」「旅行の目的」
引用:goo国語辞書
もく‐ひょう〔‐ヘウ〕【目標】
1 そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。「島を目標にして東へ進む」
2 射撃・攻撃などの対象。まと。「砲撃の目標になる」
3 行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。「目標を達成する」「月産五千台を目標とする」「目標額」
引用:goo国語辞書
なんか、似通った意味合いになっていますが、Pスケ的にはこんな感じに捉えています。
目的=最終地点
目標=通過地点
『目的』はその文字が表すように『的』であり、最終的なゴールを示しています。
例えば、『トイレに1人で行けるようになる』みたいな方法や手段が明確でない抽象的な事柄が『目的』だと思います。
一方『目標』は交通標識などの言葉にも使われるように、『目的』に向かって具体的にどうやって進めていけばいいかを指し示すものです。
なので先ほどのトイレ動作自立の為に、
『立位保持が30秒自立して出来るようにリハビリをする』
や、
『ズボンの上げ下げが出来るようになる』
など具体的な数値や行動を挙げて取り組む事が目標なんだと感じます。
2.全ての行動には目的がある
Pスケは日々行っているリハビリやケアには必ずと言っていいほど、目的に向かった目標を考えて取り組んでいます。
何も考えず作業として業務を遂行することは、何も悪いことではないのかもしれません。
ただ自分達は医療・介護の専門職であり、やはり専門職として考え、利用者自身の能力を活かしつつ、アプローチする必要があると思います。
何も考えずにケアをすると専門職はいらないです。
なので自分達が行っているケアが、目的に向かってしているというのを考えて仕事に取り組む事が大事何じゃないかなぁ~って、思います。
3.疑問を抱えながらケアに取り組もう
『時間内に食事を終わらせないといけない』、『この時間までに寝かさないと』等々、、、
日々、時間に追われて考える暇がないと思うかもしれません。
しかし、そういう時こそ漠然と行っているケアに疑問を持ちましょう。
疑問を持つことで、本当に『目的』『目標』に沿っているか?
もう少し違った方向からすれば、患者・利用者さんに安全・安心にできるんじゃないか?
そんな感じに行動していれば、自ずとQOLが向上する考えが浮かんできます。
4.最後に
自分達がしている仕事は、他の職種にはほとんど無い、人との関わりが深い内容となってます。
日々のケアから『目的』『目標』を考えて行うことこそ専門職しか出来ない仕事ですし、
患者・利用者さんのQOLを向上させる為には根幹となる重要な指標です。
なので皆さん『目的』『目標』を持って、考えながら日々の仕事を行っていきましょう!