いつもお世話になってます!Pスケ(@kaigonarehabilid)です。
環境調整ってデイサービスやヘルパーなどの人的サービスに比べて、導入される比重が少ない要素だと思いませんか?
環境調整を行う事で在宅生活を維持でき、人的サービス以上の効果を発揮することが多々ある重要なものです。
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今回は『高齢者・障害者の環境調整の目的はこれ!メリットについて!!』ってことを話したいと思います。
▼目次▼
環境調整を行う目的
環境調整には、様々な目的があります。
- 身体機能の維持・改善
- 活動範囲の拡大
- 介護者の介護量や精神的負担の軽減
- 医療や介護に係る費用軽減
など
Pスケが今、パッと考えられる事はこれぐらいですが、挙げればまだまだ出てくると思います。
今回は主に上記の内容を説明していきます。
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身体機能の維持・改善
環境調整は以下の身体機能に影響を与えます。
- 筋骨格系
- 内臓系、呼吸器、摂食嚥下
- 起居動作や立ち上がり、移乗動作
- 歩行などの移動
etc.
例えば車椅子を適合した物に合わせてあげるだけで、関節拘縮や呼吸がしやすくなったり、飲み込みがしやすくなったりします。
またベッドの広さや高さで起き上がりや立ち上がり、移乗がしやすくなります。
他にも適切な歩行器を合わせるだけで、歩行が可能になったりするので、身体機能にとって環境調整は大切です。
環境調整を行う事により活動性を上げる・維持できるので、24時間生活リハビリを行っている形となってきます。
活動範囲の拡大
上記の機能維持・改善が見られてくると、活動範囲も広がってきます。
- 食事動作
- 更衣動作
- 排泄動作
- 整容、口腔ケア
- 趣味活動
など
これらの活動の具体例として、以下のようなのがあります。
机の高さ、食器やスプーンの形が持ちやすいなどで、ご自身で食事が食べやすくなる。
ソックスエイドなどの福祉用具を使うことで靴下を履きやすい。
トイレまでの導線で、タンスの配置をしっかりすることで、伝い歩きが出来るようになる。
手すりやトイレの座面の高さ、トイレに座っているときに、オーバーテーブルを身体の前に置くと、排泄しやすい。
車椅子が適合していると、長期間座っていられたり、手の作業がしやすくなる。
電動車椅子を使って、屋外に買い物へ行けるようになったりする。
このように環境を整えるだけで、障害者が自立して出来る事が増え、ご自身の活動範囲が広がり、生活の質(QOL)が上がるのです。
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介護者の介護量や精神的負担の軽減
環境調整を行えば、上記の機能維持・改善やご自身で出来る事が増え、活動範囲が広がります。
ご自身で出来る事が増えていけば、ご家族や介護者の介護軽減や、介護に伴う精神的負担は減り、『win-win』な関係になりやすいです。
医療や介護などに係る費用軽減
介護度が増せば、その分医療や介護に係る費用は増えていきます。
環境調整を行い、能力の悪化を防ぐ事で、医療費や介護費などを抑えられることが出来ます。
まとめ
環境調整は様々な目的があることをお伝えしました。
私たちが個別に関わる人的サービスは、一日のうちほんの少ししかありません。
ほとんどの障害者はが一人で過ごす時間が多いです。
その時間をどう過ごして、能力を維持するかが環境調整になってきます。
なので環境調整を疎かにせず、しっかりと行っていきましょう。