自分達や福祉用具も原因!? 介護現場での拘縮の原因~環境編~

拘縮 原因 環境 疾患

いつもお世話になってます!Pスケ(@kaigonarehabilid)です。

障害者や高齢者の施設・居宅サービスで働いていると、必ずと言っていいほど目にすることがある障害があります。

そのよく目にする障害とは『拘縮』です。

『拘縮』は様々な原因と予防・対処方法があるので、正しい知識で対応することが大切です。

ということで今回は『自分達や福祉用具も原因!?拘縮の原因~環境編~』って話をしたいと思います。

▼目次▼

1.拘縮になる原因

2.環境要因

3.介助方法

3.1声掛けなしの介助

3.2急な介助による動き

3.3抱え上げ等による苦痛

4.身体に不適合な福祉用具、環境設定

5.拘縮の原因は介護に関わる全ての人たちにある

6.最後に

1.拘縮になる原因

拘縮になる原因として、大きく分けると以下の2つに分類出来ると思います。

  • 本人の要因
  • 環境要因

この2つの要因が拘縮を悪化させると考えられます。

その中でも環境要因は私たち介護現場で働く者達が引き起こしていると言ってもおかしくありません。

この環境要因について説明していきます。

2.環境要因

先ほど挙げた原因に環境要因がありましたが、この環境要因を細かくみると以下のようになります。

  • 介助方法
  • 身体に不適合な福祉用具、環境設定

これらが利用者の拘縮に大きく関わってくるのです。

 3.介助方法

拘縮の原因 介助
私たちケアに携わる者として、一番拘縮に関与するのは介助方法なのではないでしょうか?

では、どのような介助を行っていたら拘縮になるのでしょう。

主に挙げれば以下のような介助方法が拘縮の原因になると考えられます。

3.1声掛けなしの介助

拘縮の原因 声掛けなしの介助
例えば、私たちの生活の中で急に後ろから

keiくん
わっ!!
って脅かされたことありません?

脅かされた時びっくりして身体が一瞬、縮こまることがありませんか?

この脅かされる状況が介護現場でも行われていることがあります。

 

それは声掛けなしの介助です。

 

Pスケの職場でも寝たきりで意思疎通が困難の方に対して、声掛けなくベッドから端坐位に起こされる場面をたまに見ます。

このような事を毎日、数か月、数年と続けていくと、筋肉の緊張が続き拘縮が進行していく可能性があります。

3.2急な介助による動き

利用者を全介助でベッドから起こしたり、、、、

ベッドから端坐位になってもらいそこから車椅子へ全介助で移乗したりする時、、、

スタッフ
よいしょっ!!

って言って、勢いよく力でしてたりしませんか?

このような介護スタッフの力任せに急な動きで介助するようなことをするのも、拘縮の原因になってしまいます。

3.3抱え上げ等による苦痛

拘縮 抱え上げ
立位保持がほとんど出来ない利用者にトイレに座って頂き、排泄したとします。

お尻が拭き取れていないので、立位保持を継続している時の利用者の顔を見たことがありますか?

利用者の顔を見ると大抵の方が眉間にしわを寄せ、結構きつそうな顔で立っている様子をしていると思います。

それだけ立位保持が厳しい利用者には立ち続けることは難しいのです。

この苦痛が続くのも拘縮の原因のひとつです。

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4.身体に不適合な福祉用具、環境設定

拘縮の原因 福祉用具
特養などの施設で働いていると利用者に合ってない車椅子に座らされて、身体が傾いてたり、お尻が滑っている利用者を見かけません?

例えば食事の場面だと、座っている高さとテーブルの高さが違ったり、食器が持ちにくいなど。

このようなご自身に不適合な福祉用具や環境設定で一日数時間過ごすことにより、過度な身体の緊張や苦痛・痛みを誘発し、拘縮や変形を促してしまいます。

5.拘縮の原因は介護に関わる全ての人たちにある

拘縮 世界の状況
このように拘縮は私たちの行っている介護や福祉用具などの環境設定によって多く影響を与えています。

ヨーロッパなどの福祉先進国では拘縮の方は少ないそうです。

それは介護の仕方、それぞれにあった福祉用具、環境設定が行われているからとも言われています。

それだけ介護方法や環境設定は重要で、介護スタッフだけではなく、看護、リハなど全ての介護に関わる人たちの心がけ次第で拘縮は変わるものだと思います。

6.最後に

拘縮は介護方法や福祉用具、環境設定によって引き起こされるものだと思います。

ただ、これらの拘縮の原因を解決することで、重度な拘縮の利用者が改善していくところを経験上、沢山見てきました。

拘縮を予防・改善することで、利用者と介護に関わる全てのスタッフに良い影響をもたらすことも多々あります。

現在関わっている利用者をもう一度見つめ直し、様々な視点からアプローチして、より良いケアを行っていきましょう。

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