あなたは新人・後輩を戦力にしている?介護現場で人材育成方法

介護 医療 教育 教え方

いつもお世話になっています!Pスケ(@kaigonarehabilid)です。

皆さんは入職してきた新人さんや後輩をしっかりと育て、組織の戦力となるように働きかけているでしょうか?

 

もしかして何も考えず、ただ上から頭ごなしに言って指導していないでしょうか?

 

そうだったら少し考え方を変えなければなりません。

 

って、ことで今回は『あなたは新人・後輩を戦力にしている?介護現場で人を育てる方法』について話したいと思います。

1.人間はバカじゃない!!

新人や後輩に対していつも

こうしなさい!』や

なんでこうしなかったの!?』

『こうしないとダメでしょ!』

『こんなこともできないの!?』

など頭ごなしに自分の考えを押し付けて指導を行っていませんか?

このようなしかり方は利用者・患者の命に直結するような場面ではこのような指導方法も大事だと思います。

しかし常日頃のリハビリの仕方やケアの方法で、自分の考えに反する行動で叱責されるのはナンセンスだと考えます。

そんな感じで叱責されたとき、新人や後輩は『なんでこんな事言われないといけないんだ!』

と怒りを感じモチベーションの低下が起こってしまいます。

新人や後輩も人間であり、自分の考えをしっかり持っているので、人として対等に話すことが重要です。

2.人を育てる方法

命令口調で叱責し新人や後輩を凹ませるような方法では、人は育ちません。

ではどうすれば新人や後輩を育て、仕事の戦力にするにはどうすればいいでしょうか?

Pスケが行っている教育の手段として、

  1. 話を聞き、相手の考えを引き出す。
  2. 少しずつ引き出した考えで、仕事を任せていく。
  3. 仕事を行った後や途中経過に、『良い点』『修正点』を話す

てな感じで進めていきます。

これは同職種だけではなく、介護や看護などの他職種にも実際行っています。

2.1.相手の話を聞き、考えを引き出す

まず最初にしないといけないことは、『相手の話を聞き、考えを引き出す』ことです。

人はあまり頭ごなしに何でも言ってしまうと、萎縮してしまい下手な発言が出来にくくなります。

また先にこちらから答えを言ってしまうと、自分で考えようとせず指示待ち人間になってしまいます。

なので問題が上がった時、なるべく相手に深く考えてもらうように話を聞いていきましょう。

でも、中々発言を聞き出すのは難しいことがあると思います。

考えを聞き出す為には、質問の仕方を工夫しなくてはなりません。

例えば、『~件どうだった?』とか『~ことについてどう思う?』など。

質問形式で聞いていくのが大切です。

ただし、質問の仕方も『今日はいい天気だね?』のように答えが『YES』『NO』で分かってしまう質問形式はダメです。

相手の考えがでやすいような質問方法がふさわしいと思います。

また質問した際に自分が想像していた答えと違った場合も広い心を持って、否定はしないようにしてください。

異なった答えでも、質問形式で少しずつ修正を加え、正しい道へ方向を変えていくように持っていくのも必要です。

2.2.少しずつ引き出した考えで、仕事を任せていく

2.1.で新人や後輩から聞き出した考えに沿って、ある程度仕事を任せていきます。

その仕事の重要度や難しさによって任せる度合いも変化します。

その子のレベルに応じて、指導する自分たちも介入していくことが必要です。

また2.1.で自分と少し違った考えの場合。

その場合はトライ&エラーで、一回その考えで行ってみて、出来たか出来なかったかをフィードバックしていくことがあります。

2.3.仕事を行った後や途中で、フィードバックとして『良い点』『修正点』を話す

ある一定の業務を任せた時、業務の経過途中や終了時に必ずフィードバックをするようにしましょう。

フィードバックをする際に気をつけなければならない点として、

良い点』と『修正点』をしっかり伝えてもらうようにします。

良い点は本人の前や、他のスタッフがいる前でなるべく誉めるようにし、

『ここの部分のここが良かったね』など、具体的に誉めるのが大切です。

誉めることで本人のモチベーションを上げ、承認要求が満たされていきます。

また良い点に関して、本人に何でそうしたかを聞くのも大切です。

良い点を言うのと同時に『修正点』も伝えるようにしましょう。

例えば『ここ、こういう風に持って行った方が良いと思うけど、どうすればいいかな?』など、この時も提案や質問形式にしていきましょう。

3.理念や指針に沿っているかも大事

あと質問やフィードバックをするときに必ずしてもらいたいことは、『理念や指針に沿って考えているか』です。

理念や指針は働いている職員の道しるべとなるものです。

また理念や指針をこういう時に使うということを覚えて貰う機会となります。

なので、なるべく理念や指針に沿っているかを確認しながら教育していきましょう。

4.最後に

後輩や新人を育てるには根気のいる作業であり、とても時間がかかるものです。

しかし教育をしていかないと、自身の仕事負担が増え、新しい業務に手を付けにくくなったり、職場全体の生産性が下がる可能性があります。

自身や職場全体の負担を減らす為にも、部署を問わず教育をしていきましょう。

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