いつもお世話になっています!Pスケ(@kaigonarehabilid)です。
介護報酬を算定するにあたって、加算それぞれに様々な書類を作成しなければなりません。
『褥瘡マネジメント加算』もその一つ。
この褥瘡マネジメント加算の要件の中に褥瘡ケア計画書を作成し、『本人または家族への説明・同意』が必要なのをご存知でしょうか?
って、ことで今回は『サイン場所がない!褥瘡マネジメント加算の褥瘡ケア計画同意はどうする?』について話したいと思います。
目次
1.褥瘡マネジメント加算の同意とは?
褥瘡マネジメント加算は、定期的な評価を行い、褥瘡の発生を予防するよう計画的に褥瘡管理を行うことを目的としています。
この褥瘡マネジメント加算の算定要件の一つに、以下の内容が存在します。
⑦ 褥瘡ケア計画に基づいたケアを 実施する際には、褥瘡ケア・マネジメントの対象となる入所者又はその 家族に説明し、その同意を得ること。
このように、褥瘡マネジメント加算を取得するに当たって入所者・家族説明と同意が必要なのです。
2.褥瘡ケア計画書にはサインする場所がない
早速利用者・家族に同意した証拠を残そうと思いますが、以前は褥瘡ケア計画書に同意欄が存在していました。
しかし現在の褥瘡ケア計画書の書式には、同意のサイン欄が存在しません。
では、どのようにして同意の証拠を残していけばいいのでしょうか?
3.方法は2つ
Pスケとして同意を残す方法として行っているのは、
- 褥瘡ケア計画の空いている欄にサインしてもらう
- 経過記録に残す
の2つの対策をとっています。
3.1.褥瘡ケア計画の空いている欄にサインをしてもらう
現在の褥瘡ケア計画を印刷すると、下の方に説明者氏名を書く欄が存在します。
この説明者指名欄の左側に空白が存在してます。
この空白部分に利用者・家族の同意のサインを貰うようにしています。
無いよりかは、記録として同意したことを証明出来たほうがマシですからね。
3.2.経過記録に同意したことを残しておく
褥瘡マネジメント加算では褥瘡に関する経過記録を作成していく必要があります。
この経過記録に、褥瘡ケア計画の説明・同意の日付や内容をしっかり記録に残しておく事で対応してもいいのではないかと思います。
4.保管期間を守ろう
介護保険では介護保険サービスが終了してから2年間。
自治体によっては5年間は記録を保管する義務があります。
なのでしっかり期間を守り、褥瘡ケア計画・経過記録を保管しておきましょう。
5.最後に
介護保険サービスでは褥瘡マネジメント加算以外でも、様々な場面で同意が必要なことが多々あります。
その都度適切な対応を行い、滞りなく業務が進むようにしていきましょう。