いつもお世話になっております!Pスケです。
前回は生活機能向上連携加算について、書かせて頂きました。
この記事を書いたときに、ふと疑問に思ったことがあります。
そんな疑問を持ったので、今回は生活機能向上連携加算の個別計画の計画書について説明したいと思います!
って、ことで今回は『生活機能向上加算の計画書様式はあるの?その解決方法とポイント!』について話したいと思います。
目次
1.特に計画書ひな形や例の詳細は書いていない
生活機能向上連携加算の算定要件の文言やQ&Aを確認してみましたが、明確な計画書例は存在しません。
その代わり、計画書について記載されているのは以下の通り。
- 計画書の作成
- 個別機能訓練計画に相当する内容を介護計画(ケアプラン)の中に記載する
この二つの事が書いてあったので、二つについて紐解いていきたいと思います。
2.方法として2通りあり【(個別機能訓練計画作成or施設サービス計画(ケアプラン)】
先ほどの記載を元に、以下の2パターンの方法で考えていく必要があります。
- 個別機能訓練計画書作成
- 介護計画(施設サービス計画)に記載
では、どんな風な書式や記載をしていけば良いのか?
これは先程も書いたように、個別機能訓練計画に対する雛形がありません。
なので、簡単に言うと『何を使っても良い』と考えて良いと解釈しました。
だけど、1から書式を作るのも大変なので、既存の物を使うのが一番良い…
色々と考えた挙句、リハビリ計画書以外で作りやすい書式を探した所、厚労省が出しているので、一番良い書式が見つかりました。
それは、『通所介護の個別機能訓練計画』の書式です。
3.個別機能訓練計画書はデイサービスのを使用しよう
令和6年度の介護報酬改定では、通所介護の個別機能訓練計画書が改定となり、活動・参加を記載するようになっています。
この形の方が、生活機能向上連携加算で個別機能訓練計画に必須な項目
- ADL(寝返り、起き上がり、移乗、歩行、着衣、入浴、排せつ等)
- IADL(調理、掃除、買物、金銭管理、服薬状況等)に関する状況
この二つが書きやすいので、この通所介護の個別機能訓練計画書で書くことをおすすめします!
4.証拠を残すのが大事!
この通所介護の個別機能訓練計画書は、幸いなことにExcel形式となっているので、表の修正は可能となっています。
なので簡単に変更することもできる為、連携を図っている施設のリハビリ職の欄を作ってみましょう。
例えば、例として作成者の下を、以下のような形に修正したり・・・


空白に書き込むのも良し。
新たに署名と印鑑の用紙を添付する形でも構いません。
特に形式は無いので、『連携していますよ!』という証拠を書面や記録などで残しておきましょう。
5.施設サービス計画(ケアプラン)の場合
施設サービス計画(ケアプラン)に記載する場合も同様で、別紙に『連携してますよ!』という証拠を書面や記録などで残しておきましょう。
記載する場合は、
- 連携先の病院・施設名
- 職種・名前
を残しておくと良いと思います。
また、生活機能向上連携加算を取得するにあたり、以下の点を記載していかなければなりません。
・AD L(寝返り、起き上がり、移乗、歩行、着衣、入浴、排せつ等)
・IADL(調理、掃除、買物、金銭管理、服薬状況等)に関する状況
6.最後に
生活機能向上連携加算は他リハビリ関連施設のリハビリ専門職と連携を図って計画を作っていく加算です。
よりよい、個別機能訓練計画を作成し、利用者の為や質の良いサービスを提供できる様、努めていきましょう。
個別機能訓練計画の書類って、どうすればいいんだ?