褥瘡対策にチームを組んで取り組み!褥瘡対策指導管理の算定要件とQ&A

褥瘡対策指導管理 算定要件 Q&A

いつもお世話になってます!Pスケ(@kaigonarehabilid)です。

介護医療院には様々な加算があり、その中の分類として特定診療費というのがあります。

この特定診療費の中に『褥瘡対策指導管理』というのが存在します。

って、ことで今回は『褥瘡対策にチームを組んで取り組み!褥瘡対策指導管理の算定要件とQ&A』について話したいと思います。

1.単位数

褥瘡対策指導管理では以下のような単位数となっています。

 単位数
褥瘡対策指導管理6単位/日

この褥瘡対策指導管理は日常生活の自立度が低い利用者に限り算定することが可能です。

2.対象施設

褥瘡対策指導管理を算定できる施設は数少ないですが、以下の施設で算定可能となっています。

  • 介護医療院
  • 短期入所療養介護
  • 介護予防短期入所療養介護

3.算定要件

褥瘡対策指導管理を算定するにあたり、以下の要件をクリアすることが求められます。

3.1.褥瘡対策チームの設置

まず褥瘡対策指導管理を算定するには、『褥瘡対策チーム』を設置することが前提にあります。

 

褥瘡対策チームの構成員として、、、

  • 褥瘡対策に係る専任の医師
  • 看護職員

とされています。

3.2.常に褥瘡対策を行っている

褥瘡対策指導管理では介護医療院等で常に褥瘡対策を行っている必要があります。

 

褥瘡対策とは主に、、、

  • 耐圧分散式マットレス
  • クッション
  • スライディングシート等

利用者の状況に応じて適切に選択して利用する体制が十分に整っていることを指します。

 

因みに以下のページで褥瘡に関することが書いてあるので参考にしてみてください。

3.3.障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)

褥瘡対策指導管理に必要な要件として『障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)』が関わってきます。

 

この判定の基準としてランクJ~ランクCまでありますがその中の

ランクB以上

利用者が算定可能となってきます。

 

因みにランクB以上とは、

ランクB-1~ランクC-2

の利用者を指します。

J1~A2の利用者は算定できませんので注意が必要です。

詳しい障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)の判定方法は以下のサイトに掲載されています。

3.4.褥瘡の有無に関わらない

この褥瘡対策指導管理の加算は褥瘡があっても無くても障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)を満たせば算定が可能となっています。

なので障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)のランクB以上は算定できるように体制を整えておきましょう。

3.5.褥瘡対策に関する診療計画

褥瘡対策指導管理では

『障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり)』ランクB以上

の利用者に算定が可能です。

ただランクB以上だからといって、そのまま褥瘡対策指導管理を算定できるわけではありません。

 

この褥瘡対策指導管理を算定するには

褥瘡対策に関する診療計画

を作成する必要があります。

 

別添様式3(特別診療費の算定に関する留意事項について 老老発 0425 第2号平成 30 年4月 25 日)

この別紙様式3を参考に作成、褥瘡対策を実施しなければなりません。

 

この診療計画は定期的に見直す必要はなく、見直しが必要であればその都度修正していきます。

 

因みに障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり)が

J1~A2の利用者

作成する必要はありません。

4.Q&A

Q3.褥瘡対策指導管理の算定対象となる患者は「障害老人の日常生活の自立度(寝たきり度)」ランクB以上とされているが、現在又は過去に褥瘡のない患者についても算定できるか。

A.施設基準を満たし、「障害老人の日常生活の自立度(寝たきり度)」ランクB以上の対象者に対して常時対策を行っていれば、褥瘡の有無に関わらず算定できる。なお、「障害老人の日常生活の自立度(寝たきり度)」ランクは当該医療機関において判断する。

15.5.30事務連絡 介護保険最新情報vol.151 介護報酬に係るQ&A 

 

Q6.褥瘡対策の具体的内容について

A.単に施設全体の体制や設備に着目し、特定の対策のみを行えばよいというものではなく、褥瘡対策診療計画書に基づき、個々の患者の褥瘡の状態に応じた治療・看護を総合的に行う必要がある。例えば、個々の患者の褥瘡の状態により、体圧分散式マットレスが必要でない場合は、適時適切に体位変換を行う場合も算定できる。

15.5.30事務連絡 介護保険最新情報vol.151 介護報酬に係るQ&A

 

Q4.褥瘡対策に関する診療計画書の作成を要する患者について

A.褥瘡対策指導管理は、「障害老人の日常生活の自立度(寝たきり度)」ランクB以上に該当する入院患者に対して褥瘡対策に関する診療計画書を作成し、常時対策を行った場合に、当該患者に限り算定する。「障害老人の日常生活の自立度(寝たきり度)」ランクJ1~A2の患者にていては当該計画書の作成は要しない。

15.5.30事務連絡 介護保険最新情報vol.151 介護報酬に係るQ&A

Q5.褥瘡対策に関する診療計画書の作成について

A.褥瘡対策に関する診療計画は基本的に1入院につき1枚作成し、見直しが必要であれば、その都度に計画を修正する必要がある。

15.5.30事務連絡 介護保険最新情報vol.151 介護報酬に係るQ&A

5.参考

6.最後に

褥瘡はケアの中でしっかり対処すれば発生しにくいものです。

介護医療院は医療ニーズが高く、長期療養が可能な施設なので、介護度や日常生活自立度が低い利用者が増える傾向があります。

しっかりと褥瘡対策チームを作り、褥瘡に対応する体制を整えることで利用者が心地よい生活ができるよう取り組んでいきましょう。

 

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