認知症利用者に手厚いケア!認知症ケア加算の算定要件とQ&A

認知症ケア加算 算定要件 Q&A

いつもお世話になってます!Pスケ(@kaigonarehabilid)です。

介護老人保健施設(以下、老健)では在宅支援施設という事もあり、様々な加算が算定できます。

その中の一つに認知症に関する加算『認知症ケア加算』があります。

ってことで、今回は『認知症利用者に手厚いケア!認知症ケア加算の算定要件とQ&A』について話したいと思います。


1.認知症ケア加算とは?

認知症ケア加算とは一体どのような加算なのでしょうか?

 

認知症の利用者は様々な中核症状や周辺症状が見られることがあり、日常生活に支障をきたす方もいらっしゃいます。

このような介護を必要とする認知症の利用者に対して老健の介護保健施設サービスを行った際に、所定単位数を取得できる加算です。

2.単位数

認知症ケア加算の単位数は以下のようになっています。

単位数
認知症ケア加算 76単位/日

 

3.取得可能施設

認知症ケア加算は以下の施設で取得可能です。

 

  • 介護保健施設
  • 短期入所療養介護

 

ちなみに、居室がユニット型の場合は算定は出来ません。

4.算定要件

認知症ケア加算の算定要件は以下の項目の通りになっています。

4.1.対象者

認知症ケア加算を取得するに当たって、以下の項目が該当する利用者が対象となります。

認知症の日常生活自立度:ランクⅢ、Ⅳ、M

 

認知症の日常生活自立度の詳細は以下のサイトに記載されています。

認知症の日常生活自立度(健康長寿ネット)

 

これらのランクに該当する利用者を認知症専門棟で対応する方が良いと医師が認めた方が対象となります。

4.2.勤務体制

認知症ケア加算を取得する施設のスタッフは、個性や心身状況、生活歴などを具体的に把握し、適切なアプローチを行う必要があります。

そのためには、認知症専門棟に適切な職員の配置が必要となってきます。

その配置人数は日中と夜間で違い、以下のような条件になっています。

①日中

利用者10人 : 介護職員または看護職員常時1人以上

 

②夜間

利用者 20人 : 介護職員または看護職員 常時1人以上

この人員配置を守り、認知症の利用者と馴染みの関係のような状態で日常生活を援助できるように努めていく必要があります。

5.Q&A

 

問82 入所者10人程度のサービスの中身は、食事・排泄・入浴等のケアやアクティビティケアの実施をその単位ごとに実施することとなるのか。

(答) 認知症専門棟の従業者の勤務体制については、継続性を重視したサービス提供に配慮するため、従業者が1人1人の入居者について個性、心身の状況、生活歴などを具体的に把握した上で、その日常生活上の活動を適切に援助するためにはいわゆる「馴染みの関係」を作ることが重要であることから10人単位の勤務体制を標準としたところ。施設における介護サービスは、施設サービス計画に基づき、入所者の要介護状態の軽減又は悪化の防止に資するようその者の心身の状況等を踏まえてその者の療養を適切に行うこととされており、画一的なサービスとならないよう配慮されたい。

18.3.22 介護制度改革 information vol.78 平成18年4月改定関係Q&A(vol.1)

 

問83 サービスを行う単位ごとの入所者数が10人を標準とするとされているが、10人を超えて何人まで認められるか。また、居室を単位ごとに区分する必要はあるか。

(答)各施設の設備構造や介護の状況等により各県で判断して差し支えない。

18.3.22 介護制度改革information vol.78 平成18年4月改定関係Q&A(vol.1)

 

問5 50人の認知症専門棟がある介護老人保健施設における認知症ケア加算を算定するための夜勤職員の配置は何人必要か。

(答)夜勤職員の配置については、認知症専門棟加算について「20人に1人以上の介護職員又は看護職員を配置すること」が必要であり、質問の場合には、3人の夜勤職員の配置が必要となる。

(例) 一般棟十認知症専門棟50人の老健施設の夜勤職員の配置
○一般棟部分に2人 (ただし、短期入所療養介護の利用者数と介護老人保健施設の入所者数の合計数が40以下であって、常時、緊急時の連絡体制を整備している場合は1人以上)

○認知症専門棟部分に3人

18.5.2 介護制度改革information vol.102 平成18年4月改定関係Q&A(VOL4)

6.参考

7.最後に

認知症ケア加算は配置人数の割合を定数より増やし、認知症の利用者に対して手厚くケアを行う事を目的にした加算です。

認知症ケアは深い関わりとしっかりとしたPDCAサイクルを行うことが大切なので、その点をしっかり押さえて、加算取得しましょう。