大変?特養での機能訓練指導員の業務内容

機能訓練指導員 業務内容 老健 リハビリ 回数

いつもお世話になってます!Pスケ(@kaigonarehabilid)です。

今回は意外と知らない!?『特養での機能訓練指導員の業務内容は?』っていうことを話したいと思います。

▼目次▼

1.機能訓練

1.1入居者に一番必要な訓練を

2.機能訓練以外の業務

2.1書類作成

2.2福祉用具選定

2.3動作介助方法の指導

2.4褥瘡に関する事

2.5身体拘束

2.6雑用、ヘルプなど

3.訪問(ショート入所の場合)

4.まとめ

1.機能訓練

主な機能訓練は以下の通りです。

機能訓練

・筋力訓練

・立ち上がり、移乗訓練

・歩行訓練など

作業療法

・排泄動作

・更衣動作

・食事動作

・趣味活動・園芸など

摂食嚥下評価

機能訓練指導員の業務内容は、Pスケの本職『理学療法士』の機能訓練を中心に行っています。

しかし特養で勤務する機能訓練指導員は大抵1人職場が多いと思います。

なので活動や参加を促す作業療法や、高齢に伴う摂食嚥下の低下に対して評価を行うことも機能訓練指導員の仕事です。

機能訓練指導員がする業務は理学療法だけでなく、作業や嚥下等のリハビリ全般に関わるということも頭に入れておきましょう。

1.1入居者に一番必要な訓練を

機能訓練指導員 一番必要
個別機能訓練加算は特に時間の制限がありません。

Pスケの場合1人で100人近い人数を1週間で行う為、個別機能訓練1回に15分~20分程の時間を設けてます。

このように個別機能訓練を行う際は、ある程度時間が決まっているので入居者の希望と機能訓練指導員が考える必要な訓練を優先順位を決めて行うことが大切です。

ですので機能訓練も『その人に一番必要な訓練を行いましょう。

2.機能訓練以外の業務

個別機能訓練以外にも機能訓練指導員は様々な業務があります。

Pスケの特養で行っている業務は以下の通りです。

2.1書類作成

機能訓練指導員 書類
機能訓練指導員としての業務で作成する書類はそんなに多くありません。

『個別機能訓練計画書』とそれに付随する『アセスメント表』などを定期的に作成する程度です。

ただしあなどるなかれ、これが無いと個別機能訓練加算要件に当てはまらなくなるので注意が必要です。

2.2福祉用具選定

機能訓練指導員 福祉用具選定
福祉用具は入居者が身近に利用する大切な道具です。

福祉用具を疎かにすると、入居者の身体機能低下や活動性の狭小化を招きます。

このように大事な道具ですので、福祉用具選定も大事な仕事の一つです。

2.3動作介助方法の指導

機能訓練指導員 動作介助方法の指導
腰痛対策の為、スライディングボードやシートなどの福祉用具を利用した介助方法の指導を主に行ったりします。

また基本的なボディーメカニクス理論を使った移乗や移動の方法もほんの少し指導しています。

2.4褥瘡に関する事

機能訓練指導員 褥瘡
褥瘡に関しては機能訓練指導員として動作介助やポジショニング、福祉用具の選定を行ってます。

主な内容は以下の通りです。

  • 『ずれ』が生じない介助方法やスライディングシートの活用
  • おむつの当て方や種類の検討
  • クッションの当て方や体位変換の時間などの検討
  • マットレスの選定など

施設にもよりますが、介入する場面は多いです。

2.5身体拘束

機能訓練指導員 身体拘束
どのように起き上がるかなどの動作分析や、動作分析を行った後にどこの場所にどのようなセンサーを設置するかを評価する立場で介入しています。

2.6雑用、ヘルプなど

機能訓練指導員 ヘルプ
例えば新規入居者の送迎や、夏祭り等のイベント設営、草刈りなどの雑用や人手が足りないところにヘルプで入ったりします。

これは施設の考え方にもよるとは思いますが、やはり職員で助け合う事が大事だと思います。

3.訪問(ショート入所の場合)

機能訓練指導員 訪問
ショート入所で個別機能訓練加算を算定している事業所は、3か月に1回以上利用者の居宅を訪問しなければならなりません。

なのでショート入所者の訪問を行うのも一つの仕事です。

4.まとめ

機能訓練指導員の主な業務は、機能訓練と書類の作成です。

しかし事業所の方針にもよりますが、機能訓練以外での関わりやヘルプなど数多くあります。

大変そうに見えますが、委員会などの決まった時間を除けば自分の時間配分で動けるというメリットもあるので、病院等の仕事と変わらないかもしれません。

効率良く仕事を行えるように努めていきましょう。

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